Love Song of Night and Day
2010年8月20日ミラージュ期を生きた方なら必ず知っていると思う詩の全文。
http://mtgwiki.com/wiki/%E5%A4%9C%E3%81%A8%E6%98%BC%E3%81%AE%E6%81%8B%E6%AD%8C/Love_Song_of_Night_and_Day
色んな訳があって好き(=´ω`=)
夜と昼の恋歌
by Jenny Scott
男(夜) 女(昼)
君を着飾る服きらびやか 赤紫の絹の布
共に祭へ走って行こう 陽の昇るまでさあ踊ろう
ドワーフ太鼓は空ろ樹仕立て 縞馬革で軽やかに
竹馬乗りの技は鮮やか 竹笛吹きの音は清か
夜半過ぎれば現る詩人 語り部たちと演じ入る
踊る言葉のその楽しさに 聞き手喝采焚火の辺
酔わせて欲しい魔法の言葉 語って樹や草 河や風
真が嘘と戦うその訳 真がいつも勝つ訳を
父が語った話をしよう 大蟷螂が樹に化けて
かの死神をごまかす様を 象が踏んだと知りながら
子豹の敵を討つふりをして 山羊九匹を狩る豹を
海賊 ジンとの博打に負けて 金より大事を失うを
今宵は二人の別れの宴 冷えた粥では足りはせぬ
パパイヤ パインにマンゴも剥いて 椰子のミルクも飲み干して
バナナを焼いて 鰐を並べて 野鳥や亀もテーブルに
河馬も揃えば良いのだけれど 先に捕らえてこなくては
石の宮殿そこに建てよう 門の護衛は河馬の兵
君の食事は虎で運ぼう 空飛ぶ縞馬捕まえて
君はその背に跨ればいい 小屋に並ぶは一角獣
蝶や火竜は空を舞い行く 君の庭先彩って
青のビーズで長紐編むの 王しかまとわぬその色を
石鹸石で雌獅子を彫るの それを木箱に堅く閉じ
周りに飾るはサファイヤの護符 象牙細工と駝鳥の羽
私去ってもあなたを守る 尽きせぬ愛を詰め込んで
君の言葉は鳥の歌声 すべて優しく語る歌
走る姿は優雅で速く 滑らかで猛き黒い豹
妖しく変幻するカメレオン 幾重の女を一時に
鋭く強きは雌獅子のようで 穏やかなるは縞ガゼル
二人いられる最後の日なら あの草原を歩きましょう
この手を取ってゆっくり進む 子供のような眼差しで
ダラジャの平原 共に歩くの 樹上に潜む豹がいて
下がる尻尾は影に揺られる エルフ住む樹のすぐ近く
サバンナ渡るはいと素晴らしき 愛する人と二人なら
獅子の歩むは堂々として 群れを率いて進み行き
戦い前夜はしばしの休み 色濃き蛇はとぐろ巻き
枝に絡んで底意地悪く 村への道をつと狙う
無数の白蟻住み着く塚は 原野にそびえる堅き塔
とがった耳の猫は交互に 数多の巣穴を見張りつつ
籠かと見まごう鳥たちの巣は アカシアの樹に腰をすえ
犀に竜すらその場かぎりは 私たちに道譲るよう
闇の帳を裂く稲妻や 天の鳥打つ水しぶき
泥の原野を翼で叩き 白蟻に蛙 逃げ急ぐ
目指すはともる村の灯りか 蜘蛛は身体を乾かして
天井住まいの斑ある蜥蜴 落ちてこぬかと待ちぼうけ
森の炎が明らむ空に 黒雲重く広がって
白毛黒毛の聖なる猿は 子供抱えて時を待つ
稲妻のように閃く愛は 心に火花を投げかける
炎は広がり曲がり打ち据え 隠れ家さえも打ち壊す
思い出すのは子供の頃に 共に羊を追った日々
草深き丘を導き行った あなたの杖と戯れ歌に
私は笑い 日の暮れる頃 あなたの語りに酔いしれる
あなた寝そべる私の隣 私はあなたをただ想う
君の祈りは心に残る 君は明るく大人びて
生真面目な様はまだ不似合いで 去ったその日は娘だが
帰った君の姿は戦士 数多の兵の一員で
髪は短髪 目には刺青 赤い戦の三角紋
恋人よ 明日私は旅立つ 束ねた髪と刺青で
私の盾には太陽がある あなたが共にいるように
金の象眼輝く様は 消えぬ残り火 戻る日は
蜥蜴の皮をあなたの靴に 黒い眼で待つ人のため
私は太陽 そう君は月 君の行く先 追い続け
この広い空横切っていく 命と愛のあるかぎり
疲れ果てるまで陽は月を追い 力戻るまで抱いて待つ
再び前を走るその日を 私も愛し君を抱く
愛しいあなた 陽と月ではなく むしろ二人は昼と夜
古き言葉に 昼は女で 明かりある間に働いて
山羊を追いかけ魚捕らえて 玉蜀黍を実らせて
子供がそれを眺める脇で 潜む毒蛇を追い払う
昼愛す夜は闇に働き 銀河の明かりを友として
すばやく星を腕に集めて 籠一杯に積み上げる
それは子供が蜥蜴捕らえて 壷に放ると良く似てて
壷に蜥蜴が溢れるように 籠には光が溢れてる
夜の外套 黒と炎で またたく星を内張りに
夜明け黄昏 愛を求める 空のうねりを乗り越えて
ほんのつかの間互いを見やる 口づけ投げて涙する
涙はジャムーラに満ちて溢れ 血と混じりあい赤く染む
それでも一度 魔術師の手で 時は止まって昼のまま
ジャムーラ中に夜は広がり 昼を包んで抱きかかえ
奇跡のように二つは混じり 一つとなるの でもやがて
夜は昼から引き剥がされる 西の彼方の命ずまま
愛しい人よ 私は望みを 決して捨てはせぬだろう
二人の愛は長雨の後 水を抱えた夏の河
しばしの間は岸を潤し その地に実りをもたらして
でも熱風に水は干上がる 昼と夜とのそのように
私はあなたと離れるけれど 空の彼方から眺めてる
あなたは変わりはできないのだし 私もきっとそうだから
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色んな訳があって好き(=´ω`=)
夜と昼の恋歌
by Jenny Scott
男(夜) 女(昼)
君を着飾る服きらびやか 赤紫の絹の布
共に祭へ走って行こう 陽の昇るまでさあ踊ろう
ドワーフ太鼓は空ろ樹仕立て 縞馬革で軽やかに
竹馬乗りの技は鮮やか 竹笛吹きの音は清か
夜半過ぎれば現る詩人 語り部たちと演じ入る
踊る言葉のその楽しさに 聞き手喝采焚火の辺
酔わせて欲しい魔法の言葉 語って樹や草 河や風
真が嘘と戦うその訳 真がいつも勝つ訳を
父が語った話をしよう 大蟷螂が樹に化けて
かの死神をごまかす様を 象が踏んだと知りながら
子豹の敵を討つふりをして 山羊九匹を狩る豹を
海賊 ジンとの博打に負けて 金より大事を失うを
今宵は二人の別れの宴 冷えた粥では足りはせぬ
パパイヤ パインにマンゴも剥いて 椰子のミルクも飲み干して
バナナを焼いて 鰐を並べて 野鳥や亀もテーブルに
河馬も揃えば良いのだけれど 先に捕らえてこなくては
石の宮殿そこに建てよう 門の護衛は河馬の兵
君の食事は虎で運ぼう 空飛ぶ縞馬捕まえて
君はその背に跨ればいい 小屋に並ぶは一角獣
蝶や火竜は空を舞い行く 君の庭先彩って
青のビーズで長紐編むの 王しかまとわぬその色を
石鹸石で雌獅子を彫るの それを木箱に堅く閉じ
周りに飾るはサファイヤの護符 象牙細工と駝鳥の羽
私去ってもあなたを守る 尽きせぬ愛を詰め込んで
君の言葉は鳥の歌声 すべて優しく語る歌
走る姿は優雅で速く 滑らかで猛き黒い豹
妖しく変幻するカメレオン 幾重の女を一時に
鋭く強きは雌獅子のようで 穏やかなるは縞ガゼル
二人いられる最後の日なら あの草原を歩きましょう
この手を取ってゆっくり進む 子供のような眼差しで
ダラジャの平原 共に歩くの 樹上に潜む豹がいて
下がる尻尾は影に揺られる エルフ住む樹のすぐ近く
サバンナ渡るはいと素晴らしき 愛する人と二人なら
獅子の歩むは堂々として 群れを率いて進み行き
戦い前夜はしばしの休み 色濃き蛇はとぐろ巻き
枝に絡んで底意地悪く 村への道をつと狙う
無数の白蟻住み着く塚は 原野にそびえる堅き塔
とがった耳の猫は交互に 数多の巣穴を見張りつつ
籠かと見まごう鳥たちの巣は アカシアの樹に腰をすえ
犀に竜すらその場かぎりは 私たちに道譲るよう
闇の帳を裂く稲妻や 天の鳥打つ水しぶき
泥の原野を翼で叩き 白蟻に蛙 逃げ急ぐ
目指すはともる村の灯りか 蜘蛛は身体を乾かして
天井住まいの斑ある蜥蜴 落ちてこぬかと待ちぼうけ
森の炎が明らむ空に 黒雲重く広がって
白毛黒毛の聖なる猿は 子供抱えて時を待つ
稲妻のように閃く愛は 心に火花を投げかける
炎は広がり曲がり打ち据え 隠れ家さえも打ち壊す
思い出すのは子供の頃に 共に羊を追った日々
草深き丘を導き行った あなたの杖と戯れ歌に
私は笑い 日の暮れる頃 あなたの語りに酔いしれる
あなた寝そべる私の隣 私はあなたをただ想う
君の祈りは心に残る 君は明るく大人びて
生真面目な様はまだ不似合いで 去ったその日は娘だが
帰った君の姿は戦士 数多の兵の一員で
髪は短髪 目には刺青 赤い戦の三角紋
恋人よ 明日私は旅立つ 束ねた髪と刺青で
私の盾には太陽がある あなたが共にいるように
金の象眼輝く様は 消えぬ残り火 戻る日は
蜥蜴の皮をあなたの靴に 黒い眼で待つ人のため
私は太陽 そう君は月 君の行く先 追い続け
この広い空横切っていく 命と愛のあるかぎり
疲れ果てるまで陽は月を追い 力戻るまで抱いて待つ
再び前を走るその日を 私も愛し君を抱く
愛しいあなた 陽と月ではなく むしろ二人は昼と夜
古き言葉に 昼は女で 明かりある間に働いて
山羊を追いかけ魚捕らえて 玉蜀黍を実らせて
子供がそれを眺める脇で 潜む毒蛇を追い払う
昼愛す夜は闇に働き 銀河の明かりを友として
すばやく星を腕に集めて 籠一杯に積み上げる
それは子供が蜥蜴捕らえて 壷に放ると良く似てて
壷に蜥蜴が溢れるように 籠には光が溢れてる
夜の外套 黒と炎で またたく星を内張りに
夜明け黄昏 愛を求める 空のうねりを乗り越えて
ほんのつかの間互いを見やる 口づけ投げて涙する
涙はジャムーラに満ちて溢れ 血と混じりあい赤く染む
それでも一度 魔術師の手で 時は止まって昼のまま
ジャムーラ中に夜は広がり 昼を包んで抱きかかえ
奇跡のように二つは混じり 一つとなるの でもやがて
夜は昼から引き剥がされる 西の彼方の命ずまま
愛しい人よ 私は望みを 決して捨てはせぬだろう
二人の愛は長雨の後 水を抱えた夏の河
しばしの間は岸を潤し その地に実りをもたらして
でも熱風に水は干上がる 昼と夜とのそのように
私はあなたと離れるけれど 空の彼方から眺めてる
あなたは変わりはできないのだし 私もきっとそうだから
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